小説ブログ 月の村

* Novel List

あなたの心の中で輝き続ける小さな宝石のような物語を贈ります。

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            [ 作品のご案内 ]        --.--.-- ~  執筆

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  ヒメモス  

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            [ 作品のご案内 ]        2013.03.21 ~  執筆
「味噌? なんで味噌なんすか?」 海外旅行をするという若者の髪をカットしながら、彼が「やっぱ日本食が恋しくなりますかね? 醤油とか持ってこうかな?」と言うので、「だったら一緒に味噌も持って行ったら?」と提案したら、こんなセリフが跳ね返ってきた。 日本人は味噌だろう、と思ったから言ったのだが、「味噌?」と言い返してきた彼の表情には、せせら笑うような色があって、「味噌嫌いなんだったら持っていかなきゃい...

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  短編  

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            [ 作品のご案内 ]        2012.02.12 ~  執筆
 ある女優の半生が、再現ドラマになって放送されていた。同棲している彼は、食い入るように画面を見つめている。仕方ないので、私も頬杖をついてテレビに見入った。************* 女優になりたかった彼女にチャンスが訪れたのは、高校卒業を控えたある日のことだった。東京のタレント事務所のイベントが彼女の住む町であり、スカウトされたのだ。 厳しい両親は娘が芸能界に入ることを許さず、彼女は家出同然で故郷を飛び出した...

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  ヒメモス  

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            [ 作品のご案内 ]        2012.01.09 ~  執筆
「お母さんの部屋、用意してるからね」 と涙ぐむ娘を「気が向いたら行くから」と言って送り出した。 今まで近所で新婚生活を送っていた娘の旦那が海外赴任になり、娘も一緒にアメリカで暮らすことになったのだ。夫に先立たれ一人暮らしをしているわたしに娘は、「アメリカで一緒に暮らそう」と言ってくれた。でも、知り合いも誰もいない、言葉もわからないのに、この年でいきなりアメリカで生活するなんて考えられなかった。「ず...

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  正解  

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            [ 作品のご案内 ]        2011.09.20 ~  執筆
 父親は町の権力者だった。自宅に訪ねてくるおじさんたちは、子供の僕にまでペコペコと頭を下げ、「利発そうなお坊ちゃんですね!」 作り笑顔で見え透いたお世辞を口にした。 ある時、そのおじさんたちが帰った後の応接室に呼ばれた。父親は机の上の置かれた札束を僕に自慢気に見せた。「すごいだろ。何も言わなくてもこんなに持ってくる。おまえも私みたいな大人になれ」 そんな父親を“すごい”とは思えずに、複雑な気持ちにな...

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  正解  

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            [ 作品のご案内 ]        2011.09.20 ~  執筆
 小学生の頃、友達だったアオキは、子供のくせにクールなヤツだった。みんながゲラゲラ笑っている時にも一人でニヤリとしているような。 俺はアオキとは正反対のお調子者だったけど、ヤツとは気が合った。冷めてるように見えるのは照れ屋だからで、本当は優しいヤツだってこと、俺は知っていたからね。アオキのオヤジは偉い人らしかったけど、そんなのどうでもよかった。 連続で忘れ物をして毎日のように先生に怒られていて、そ...

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